デクの幼馴染 ページ25
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「んのガキがてめェエ最っ高じゃねえか！！！」
「う゛う゛っるせえええええ！！！！」
べき、べきべきと腕が鳴る
ごめんお母さん、お母さんごめん
オールマイト、オールマイト…
「潰れちまえええ！！！」
耳鳴りがする真っ暗な視界で、
ばしゃ、という微かな水音が聞こえた
「やっ、やめろォォオ！！！」
「(洸汰くん！！！)」
.
.
「デク！！！………ッ…でく……！」
.
後でな！な！？後で殺してやっから
と笑う敵が
酷く目障りだった
「ころっ…させてえええええ…
たまるかああああ！！！！」
.
『緑谷ってさー、ホント意気地無しだよな』
『カツキがあんだけ馬鹿にしてるっつーのに
一言も反撃しねぇんだから』
中学の頃、
隣の男子が言っていた
幼い頃から泣いてばかりの出久、デク
それでも私に比べたら
意気地無しだなんて言えなかった
高校に入ってから、
どんどんと勝己くんと遠くへ進んでしまうデク
寂しかった
.
けれど、
デクは、
やっぱり、私が知っている
.
deku side
「デクッ……！！！」
フラついた僕を
ぎゅう、と抱き締めて
Aちゃんが受け止めてくれた
彼女もボロボロだった、
.
「A、ちゃ……」
「…ごめん、ごめんね……ッ！！…
…私が…私がもっと、……！」
顔を上げたAちゃんは、
決して泣かないAちゃんは、
血で濡れた頬に何筋もの涙を流していた
次から次へと溢れ出る涙が、
僕の足へと落ちていく
その声は縋るようで、何処か怒気も込められた
悲痛な叫びだった
もう一度強く抱き締められて
デク……、とか細い声で
僕の胸に頬を預けるAちゃんは
やっぱり、
僕とかっちゃんにとって
1番大切な、幼馴染の女の子なんだ
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てな(プロフ) - りんごあめさん» ひぇぇ恐縮です…！(/ω＼)ありがとうございます！嬉しいです(゜▽゜) (2018年6月23日 0時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 素敵なお話ですね。 私ぼろぼろ泣きながら読んでました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年6月23日 0時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - 伯劉りきさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！無事ハッピーエンドで終われて良かったです…！ (2018年6月11日 17時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
伯劉りき(プロフ) - 二人が幸せそうでなんだかこっちが嬉しくなるような最後でした！素敵な小説有難うございます！！！ (2018年6月11日 14時) (レス) id: 7be96a6a2f (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ニンピニンさん» しょうぜんっす！！難しくて申し訳ないです＞＜ (2018年6月4日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2018年4月28日 22時
