ONE ページ33
.
「朝原さん、そろそろ出来たかしら…
……って書いてあるじゃない！！」
「あ、えっと……あ……」
ほぼ強引にミッドナイト先生に
教壇に立たされたAちゃんが、
ガチガチに緊張をしているのが目に見えてわかる
中学の頃も発表物は彼女にとって
不登校騒ぎになるほど苦手なものだと言っていて
高校生になってもあがり症な彼女は、
オドオドと目を伏せてぎゅう、と手を握っている
.
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「……….、……こ、この名前は……」
「…私のなりたいヒーローに、基づいたもので…」
「……その人は、
何事にも全力で、…真っ直ぐで
……高い目標に立ち向かっていく、人で」
「…私も、その人みたいな
ヒーローに、なりたいから」
.
.
"ONE"
そう小さく、
けれど力強く書かれたヒーロー名を
ミッドナイト先生が読み上げた
「ONE……1、
何事もトップを目指すヒーロー、
…ってことで間違いないかしら？」
「………はい、……」
「「「(朝原が健気すぎて辛い…ッ！！！！)」」」
口に手を当て出す生徒達も何人かいて、
ほとんどのクラスメイトがそう思った
かっこいいじゃん！！、と拍手する
ミッドナイト先生が、
ちなみに…とAちゃんへと近寄る
「憧れてるヒーローとは誰のことかしら？
朝原さん、No.1ヒーローの
オールマイトに憧れてる…
ってわけでもなさそうだし」
「………、そ…」
それは……、と
彼女がちら、と
かっちゃんを見た
その頬は少し色付いていて、
それから唇をきゅう、と結んで
黙ってしまったAちゃんに
その意図が全く分からないかっちゃんが
あ？、と小さく言って、
瀬呂くんが僕の耳元で囁く
「緑谷……コイツ本当に変なとこで鈍感なのな…」
「うん……まあここまで気付いてないのは
Aちゃんからのだけだと思うよ、
かっちゃん中学の時から
告白してきた女の子断るの上手だったから」
長年、一応かっちゃんの幼馴染
というポジションにいたAちゃんは
恐らくかっちゃんにとっては
自分に憧れている朝原A、という認識で
そこに女だとか男だとかは
混ざってないのかもしれない
まあ単純な話で要約すれば
Aちゃんから出される
かっちゃん好き好きオーラを
感じ取ることが出来ないのだろう
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てな(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» はよ付き合わせたいです！！！！！！！めっちゃ焦れったい！！！！！！！！！( ﾟ∀ ﾟ) (2018年4月28日 14時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - なんか、凄くムズムズする...はよ付き合えぇぇぇぇぇ！！！！！！！！！！！！！！！！ (2018年4月28日 13時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - そらきちさん» ありがとうございます！！凄く嬉しいです（*´▽｀*）どんどん他キャラとも絡ませたていきたいです…！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
そらきち(プロフ) - 続きを....続きを下さい。。凄く面白い小説でした！！爆豪勝己のキャラを保ったままワクワクとハラハラとドキドキが味わえるのはそうなかったので笑笑他のキャラもしっかり主人公ちゃんに関わってるのでとても嬉しかったです！頑張って下さい！！！！！ (2018年4月22日 11時) (レス) id: 132ee3e040 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ゆたさん» ひぇーめっちゃ嬉しいです！（*´▽｀*）私的にキャラ崩壊がすごく気になるので…(＞＜) (2018年4月19日 18時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2018年4月16日 22時
