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(……まるで、本当に別人ね)
18時を過ぎてもアイリーンが現れない、と
ざわつき始めた周りの警備員達。その中を
さりげなく移動しながら金庫へ近寄った。
地味な警備服とキッドが用意したマスクを
着用してしまえば、当然誰も
部外者の私を怪しむ者はいない。
(まあ、彼がいるのは予想外だったけど)
怪訝な顔で辺りを見渡すコナン…の隣で、同じく
怪盗アイリーンの姿を探す降谷の姿があった。
ーーーー彼はこの中で唯一私の素顔を知る人だ。
「…そろそろね」
「もしかして、もう金庫の中にいるんじゃない?」
と園子が期待通りの提案を出してくれた。
ブレーカー付近で待機しているキッドに向け
イヤホンをトントンと指で二回ノックする。
予め決めておいた停電の合図だ。
(3………2、…1)
了解のノックが聞こえてカウントを始めれば。
それまでじっと顎に手をやり何かを考え込む
姿勢を保っていた降谷が、不意に顔を上げた。
.
「………っ…、!!」
「…0」
濁りのない真っ青な瞳と確かに視線が
合わさったところで、予定通り
全ての部屋の電気が消えた。
すぐにブレーカーの復旧に向かおうとした
警備員達を確認して、閃光弾を床に落とす。
「ーーーー…あとは」
隠し金庫のセキュリティは事前に
全て無効化してあった。確認をする時のみ
キッドに有効化させていたのだ。
(………、…)
たとえ悪事を暴くヒーローの
真似事をしていたって。それが
正義と呼ばれることは決してない。
だけど、罪を犯してまで
守らなければならない人がいる。
全てから解放されれば逮捕されようが
処罰を受けようがどうなっても構わなかった。
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てな(プロフ) - 華花。さん» 嬉しみ深いお言葉感謝です…!!ふりゃさんの複雑な心境をなんとか表現していきたいです(願望) (2019年2月15日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - 御影さん» ああありがとうございます…ようやく旅行から帰れたので更新進めて行きたいと思っております! (2019年2月15日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
華花。(プロフ) - てなさんの作品大好きすぎてもうてなさん無しでは生きられない体になってしまってます(キモい)これから2人がどうなっていくのか…楽しみにしています! (2019年2月11日 23時) (レス) id: 2bd2296ed7 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - な、泣ける……。゜(´∩ω∩`)゜。先が気になるがとりあえず今日は寝ます。 (2019年2月10日 22時) (レス) id: 0f64e64eef (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - シャラさん» コメント誠にありがとうございます!過去の作品まで見てもらえて感謝感激でこざいます…(*゚▽゚)かっこよい零くんを書くのが至福です!更新まったり頑張らせていただきます!! (2019年2月4日 0時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てな | 作成日時:2019年2月1日 22時