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conan side



「貴方には一応話しておくわ、…私には
一人だけ確実に味方になってくれる、

強い助っ人がいるの。
……ま、お姉ちゃんの古い友達なんだけど」



灰原が随分と前に言っていた、
その断片を思い出す。



……その友人の名前は『三上A』

性別は女。そして職業は警察官であるという。



幼い頃何度か遊んでもらったことがある灰原は
なるべく彼女を巻き込みたくないと
組織のことも言わずに生活してきたようだったが、


彼女が組織を脱退したことで事態は急変した。

組織は今全力で灰原を探そうと力を尽くしている。

そしてそのために"バーボン"という
組織の調査員が動き始めたとのことで、

灰原を守るには彼女の協力があった方が
いいだろう。……そう俺達は結論付けた。



(パーティでは早々に姿を消しちまったからな…、
今度こそ灰原のことを言わないと)




三上Aは警視庁にいるはず、だから
灰原と後日向かうつもりであった。

だが、先日のプチパーティで偶然にも
三上Aと接触することが出来たのだ。


灰原の話では29歳と聞いていたが
予想以上に若い顔立ちをしていたせいで
少し動揺してしまった。




「お姉さん、三上Aさんっていうんだよね?」

「え?う、うん」





彼女が三上Aだということを再確認してから、
相変わらずどうも素直に可愛いと思いがたい
彼女の浮かべた笑みに、小声で続けた。




「……じゃあ、」






ちょっとお話したいことがあるんだ。と
耳打ちをしようとした、のだ。





「___あれ?まさか……
本当に来てくれるとは思ってなかったな」




思わず「え、」と声が漏れてしまった。



そして、先程まで可憐な笑顔を見せていた
Aさんの口元が、
ほんの僅かだが確かに引き攣った。

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てな(プロフ) - amroさん» ありがとうございます…頑張って治したいです(;ω;) (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます…(´;ω;`)早く治したいです… (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - てな様 お風邪大丈夫ですか!? 無理せずゆっくり治して下され。お大事に。 (2018年7月27日 0時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 大丈夫ですか?!風邪お大事に(´・_・`) (2018年7月26日 22時) (レス) id: ba18e17bc2 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - amroさん» はじめまして!コメントありがとうございます〜!一生懸命考えて照橋風のヒロインちゃんが出来上がりました…降谷さんがんばれ!!って感じにしたかったのでこの関係性自分も気に入ってます(*´∀`)応援大感謝です…! (2018年7月25日 13時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てな | 作成日時:2018年7月21日 18時

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