【名探偵コナン】マドンナはプリンスが嫌い【降谷零】

→→→POLICE ページ18

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you side







『じゃあな、ゼロ………アイツを頼んだぜ』







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「＿＿＿A？A！！」




は、と意識を浮上させた。

耳元では「もー…ずっと起こしてたのよ？」と
美和子が小さく溜息をつきながら
心配そうに顔を覗き込んでくる。

ズキズキと痛む頭を抑えていると
ぼやけた視界が徐々に晴れていった。




「………みわこ」



「着いたわよ。あなたの家！」




＿＿＿懐かしい夢を見ていた。


松田くん、荻原くん、伊達くん。

そして降谷と景光くん。



「……しっかりしてよ。
明日からまた仕事なんだから、ね？」



そうだ。今日は松田陣平、＿＿＿彼の命日だった。


彼は爆発物を処理している途中で殉職した同期。
そして荻原くんも同様、
爆発に巻き込まれ殉職をした同期の1人だ。





......................................................



それぞれが別々の道を歩き始めて
おおよそ10年が過ぎていった。

景光くんとは連絡を時々取り合っていたものの、
降谷とは全く連絡を取らず
他の同期達も同様しばらく会ってもいなかった。

景光くんから「公安に所属することになった」
との知らせを受けた後、それ以降は
連絡が取れなくなってしまったのだ。




(………会いたいな、はやく)





そして、そんな謎シリアスな
語りをしている私はというと。



「警視庁刑事部
捜査第一課強行犯捜査三係…に異動」



警察官になって数年経った後

このクソ長い警視庁刑事部以下略に
異動を言い渡された。

恐らくココは殺人強盗暴行…etcの
事件等を扱う課だったので、
きっと上層部から高評価を得られているのだろう。





「本日付で所属することになりました。
三上Aで………」



「…………え！？」





なんということでしょう。

頬を赤く染めるむさ苦しい男共の中に
1人輝く女性に目を向ければ、
数年前に私を助けた例のイケメン美女こと

美和子さんがコチラを凝視して声を上げた。

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