このままずっと[2bro腐短〜中編]

暖かさなんて知らない (旧式→新おつ) ページ11

俺は知らない、なにも。

彼等の絶対的信頼度。
彼等の絶対的相性度。
彼等の絶対的信用度。

兄弟だからこそ発揮される，
兄弟だからこそ気が合う。
兄弟だからこそ喧嘩できる。

何をしても俺はアイツらの輪には入ることが出来ないし入ろうとも、思わない。
馴れ合いなんて、真っ平御免だ。
枠にいるだけだ。狡いなんて思ったことなんて一つもない。

「おーついーちさん」「おっつん、」

あぁ、名前なんて呼ばないでくれ。
笑うな、優しくするな。
軽くあしらうから早くどっかに行ってしまえ。

__、素直になったら，人の暖かさを感じてしまうから。やめて。

「抱え込むなよ。」

背中を合わせてくれる青色は俺を心配してくれて。

「おついちさんってなんでも出来てすごい！」

優しく慕ってくれる赤色は褒めてくれて。

いつの間にか好きな色に満たされていて。
光を遮る為の帽子は押入れの，否。
心の中に。今は只、君らの声を素直に聞き入れて。優しさに触れて輪に入って。
幸せに満ち足りた今この場所で毎日を過ごしている。

過去なんて俺は知らない。
塞ぎ込んでいたあの毎日を____


end

おちびさん (2BRO.)→←お知らせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す