角部屋の住人さん 《２》

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数原 side



貴「じゃ、じゃあまた夜に」



そう言って帰って行ったえまちゃん



デート誘ってもーた

迷惑やなかったかな

あかん、考えすぎてまう



「とりあえず俺も風呂…」



と、その前にずっと放置していた

携帯を手に取る



ーー着信 17件



は？

やばいやばい

なんっも気付かんかった



03:02 白濱亜嵐

03:24 マネージャー

03:33 マネージャー

:
:
:



なんや

なんかあったんかな



すると携帯が震えた



亜嵐くんや



「もしも…」


亜「龍友くん！？やっと出た！
いま家！？」


「え、そーやけど、」


亜「すぐ事務所きて！」


「はっ？なんかあったん？
今日OFFやったよな？」


亜「いいから！他のみんなも呼んでるし！」


「ちょ、」



一方的に切られた電話



とりあえず事務所行くか、

シャワーは…

事務所で浴びるか



なんて

この時は呑気に考えていた




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