ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

その後 ３ ページ48

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『違いますよ！昔からの幼馴染みです』


「へぇ！すごーい！結婚なんて憧れちゃいます！どんな方なんですか？」


『そうね…彼は昔は凄く泣き虫だったの。でも今は仕事も出来て部下に頼られてて、自分を犠牲にしてでも相手の幸せを願うような優しい人なの。それに私のピンチにはいつも駆けつけてくれるヒーローみたいな人かな』


「素敵な方なんですね！」




コホン


「あ、安室さん！Aさん結婚されたんですって！」


「みたいですね。僕が幸せにしたかったんですけど」


聞こえるように話すと案の定こちらへ来た安室透




『そんな風に思って貰えてたなんて嬉しいです！』


「Aさんの旦那さんはさぞかし素敵な方なんでしょうね」


自分で言うの？


『ええ。そうね。彼もあなたみたいにニコニコ笑ってくれれば良いんですけどね！』


ニコッと笑えばニコッとあむぴスマイルで返された




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「じゃあ僕は行きますね。梓さんお世話になりました！」


「本当に寂しいです！また顔だしてくださいね！」


カランカランと零は先に出て行った






『じゃあ私も帰りますね！』


「はーい！また来てくださいね！次は旦那様も一緒に！」


『そうですね。伝えておきます』



外に出て少し歩けばやはり待っていた零が居た




『お疲れ様』


「来るなんて聞いてないぞ」


『言ってないもの』


「…俺にもあんな風に笑ってて欲しいのか？」


『嫌よ。気持ち悪い』


あんなにニコニコする零…想像するのはやめよう





「お前はすぐ辛辣な事を言う」


子供が産まれたら覚えるから辞めろ



『零に似た男の子が良いわ』


「…」


『零？』


返答しない零を見ると顔を赤くしていた



『え、なに？』


「いや、ちゃんと考えてるんだなと思って」


『失礼ね』


ちゃんと考えてるわよ
妊娠して骨盤の形が変わったのを理解したり、これから味覚まで変わると聞く



「いや、そこじゃない」


まぁ、そういう所がAらしくて俺は好きだけどな








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