ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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花を買いある場所へ向かった



『久しぶりね、お父さん』


お父さんのお墓
ここに来るのは日本に帰ってきて以来もう９年ぶりになる





『私警察官になったよ。もう９年になるんだね』


『それから一課から科捜研に移動したの』


もうだいぶ前の話だけど





お父さんは捜査一課でばりばり働く熱血警官だった
家族よりも事件。捜査。
寂しいというより私は憧れだった



小さい頃にお父さんに言われた



『私お母さんと同じお医者さんになるの！』


「ええ！お父さんと一緒の警察官になって捜査しないのか？」


『うーん…』


「お前は賢い、沢山道はある！悩んで悩んでこれからしたい事を探せばいいさ」


お父さんは私の頭を撫でるのが好きだ
お母さんによく似た綺麗な髪だといつも褒めてくれた




『お母さんみたいにお医者さんになって、お父さんみたいな警察官になる方法はないの？』


「うーん。そうだな…。なら、法医学者なんてどうだ？」


『法医学者？』


「犯罪捜査や裁判なんかでな、真実を導くひとの事だよ。医師免許も必要になるぞ？」


『そうなんだ。それならお父さんの手伝いも出来るし、零くんと一緒にいれるね！』


「零くん？」


『…私お勉強してくるね！』


「こら！待ちなさい！」





今の私がいるのはお父さんのおかげ



『今も零くんと一緒にいれるわ。ありがとうお父さん』






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