ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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家に帰り冷たいシャワーを浴びた


『情けない』


零を守りたいのに、零の足手まといになってどうする


『くそっ！』


私はこの怒りの感情を鎮めるために布団に入り寝ようと決めた


起きた時には何もかも忘れたい
が、そんな時って寝れない




布団の中で時間が過ぎた


『ああ！もうイライラするわ！』


私はスポーツウェアを着替え家を飛び出した
まだ太陽も昇らぬ午前５時
よく走った堤防へ足をむけた









「あれ？偶然ですね」


『ほんと今は顔見たくないの』


「じゃあ僕は後ろ走りますから先どうぞ」


『あなたが先走りなさいよ』


「いえ、僕が前を走るとあなた着いてこれないと思いますよ」


『へ、へぇ〜』


雨宮A負けず嫌いスイッチ押されました


私のストレス発散とは体を動かすこと
なのにいつものコースに来るとストレス要因が何故ここにいる



いつもならこんな距離どうってことない
だが今日は息が上がる
なぜかって？


『ハァー…ハァー…』


「ちょっと休憩しませんか？」


『息一つ乱れてないのに、よく言うわね！』


「ええ。僕は疲れてませんよ」


息くらい乱してやろうと、全力で走ったからです。雨宮A完敗です





『私は逃げも隠れもしないわよ』


もう怒ってないから


「…」


『零は弱くない。弱いのは私よ』


守って貰わなくても良いなんて言っているが、実際は零に守ってもらってばかりだ


『でも、私ずっとこうやって生きてきたから。誰かに頼りながら生きてたらもっと素直になれたかもしれない』


でも私はもう一人になりたくない


『ワガママでごめんなさい』




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