プレゼント 4 ページ7
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「すみません。私達は用は済みましたので、もう帰るところなんです」
「え、そうなんですか!残念です!」
「すみません。僕も次のクライアントと待ち合わせがあるので、もう送っていきますね」
では風見さん、雨宮さんまた と2人は去っていった
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『…風見さん』
「はい」
『その腕時計仕事でもつけてますよね。発信機付いてますよ』
「えっ!」
まったく。また小言を言われるわよ
そのあと風見さんは送ると言ってくれたが断った。携帯のGPSをONにして適当に公園に入りブランコに座った
しばらく揺れていると隣に腰かけた幼馴染み
『次のクライアントは良いのかしら?』
「今日はもう仕事はない」
『そう。モテモテの安室さんは忙しいんじゃないの?』
チラッと彼を見れば横目で睨んでいた
「風見と何をしていた」
『すぐ発信機つけるの癖なの?』
「風見から受け取った書類の字を見て、あいつの字じゃないのは分かった。あの字は女性のもの、そしてあの極秘書類はデスク以外には置かないとなれば、その女は警視庁の公安部に出入りしており風見が警戒心を向けない女」
答えはお前だ
「どうせまた風見に厄介ごとを頼んだと思い後をつけたんだ」
『またとは失礼ね。じゃあもう渡すわ』
はいとプレゼントを渡した
「は?」
『早いけど誕生日プレゼントよ』
零はジッと袋を見つめ中の箱を開けた
「ネクタイピンか」
『ええ。それなら誰にも怪しまれないでしょ』
「それで風見とか」
『そーうーよ!もう!驚かそうと思ったのにつまらないわ』
私はブランコから立ち上がり足を進めた
パシッ
「どこへ行く」
『帰るのよ』
「お礼を言ってないぞ」
『どういたしまして』
「…大事にする」
そう言う零の顔は優しく微笑んでいた
そんな顔をしてくれるなら、たまにはプレゼントも良いものね
「送る」
『他の女性を乗せたばかりの車になんか乗らないわ』
「ヤキモチか?」
『…そういう所好きじゃないないわ』
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ネクタイピン
「あなたを見守っています」
「あなたに首ったけ」
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明里香(プロフ) - 産まれ持った顔の話、誤字がありました。「定員」ではなく、「店員」です。 (2019年5月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 明里香さん» 修正させて頂きました。以後気をつけます! (2019年3月25日 18時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 幼児化してみた1の話、オーナーではなく、マスターです。 (2019年3月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
黎明 - noaさん» noaさん素敵なお話ありがとうございます!!!!!……ええ話やッ………赤井さんんんんッ!!!!もう幸せです(*´∇`) (2019年3月1日 22時) (レス) id: 565e35004c (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 黎明さん» リクエストありがとうございます!書かせていただきましたが、いかがでしょうか!泣 クレーム等あれば書き直しますのでよろしくお願いします (2019年3月1日 17時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:noa | 作成日時:2019年2月28日 18時