プレゼント 2 ページ5
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「すみません遅くなりました」
風見さんの予定に合わせてショッピングモールへ向かった
『零には言ってないわよね?』
「ええ。俺は自分の命が惜しいので」
『私と出かけたくらいで彼は怒らないわよ?そんな小さな人じゃないわ』
風見さんを見れば は?という顔をしていた
解せぬ
「降谷さんは本日探偵の仕事とのことです」
『そう。じゃあここには来ないわね』
それはただただフラグだったのかもしれない
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風見さんと相談しながら足を進める
身に付けるものは潜入中の彼は付けることは出来ない
部屋に置くものなんかは転々と家を変える彼にとって荷物は少ない方がいいだろう
「服とかどうですか?」
『風見さん。異性から服を貰って自分の趣味に合わなかったらどうしますか?』
「…着ないですね」
それに付き合ってもない女から服のプレゼント重い
『うーん』
進んでいた足が止まった
「雨宮さん?」
『これなんかどう?』
「ああ、いいですね」
『私もそう思う。買ってくるわ』
綺麗にラッピングしてもらい店を出た
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買い物を終えモール内の喫茶店に座った
『すみません。今日は無理にお願いして』
「いえ。雨宮さんのお陰で仕事も捗りました」
あの後鑑定だけではなく、風見さんが仮眠を取っている間に書類の誤字を直しておいた
『勝手なことしてすみませんでした』
「心配には及びません。あれは降谷さんに提出するものだったんですけど、毎回誤字が無いか何回も確認するんです。降谷さんには仕事が出来る自分を見せたいというか…」
零は部下思いだ。だが時に冷たく当たる時もある
それでも付いていく風見さんは零の人間性に惹かれるのであろうと解釈した
「仕事が出来ると思われたいと思いつつ、雨宮さんに修正して頂いた書類をだしてしまってほんと情けないです」
バンッ!
『帰りましょう』
なんてことなの。あれは人のパソコンを使うわけにもいかず、手書きで修正していた
私の字がバレない保証もない
それは由々しき事態だ
「風見さん?」
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明里香(プロフ) - 産まれ持った顔の話、誤字がありました。「定員」ではなく、「店員」です。 (2019年5月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 明里香さん» 修正させて頂きました。以後気をつけます! (2019年3月25日 18時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 幼児化してみた1の話、オーナーではなく、マスターです。 (2019年3月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
黎明 - noaさん» noaさん素敵なお話ありがとうございます!!!!!……ええ話やッ………赤井さんんんんッ!!!!もう幸せです(*´∇`) (2019年3月1日 22時) (レス) id: 565e35004c (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 黎明さん» リクエストありがとうございます!書かせていただきましたが、いかがでしょうか!泣 クレーム等あれば書き直しますのでよろしくお願いします (2019年3月1日 17時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:noa | 作成日時:2019年2月28日 18時