【短編】ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

昔のお話 ４ ページ18

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そして現在



「それはどういう事だ」



『何が？』



久しぶりに彼女に会えば髪の毛が肩にかからないくらい短くなっているではないか




「何故切った」



『あら？長い方が好みだったかしら？』



「いや、まぁうん。そうだな…」



短いのが嫌いという訳じゃない
ただ短い髪の彼女を見ていると昔を思い出す
色々な記憶が





『はぁ〜』



「なんだ」



『そんな顔させるつもりじゃなかったのよ』



そう言って髪を引っ張ると長く見慣れた髪に戻った



「騙したな」



『人聞きが悪いわ』



気づかないあなたが悪いと一言






『まぁ零くんは長い髪の女が好みと』



「なっ！違うぞ！」



『そういう事なら伸ばしてあげるわよ』



なぜ私が伸ばすかって？
産まれた時から髪は黒くは生えてこない
そんな髪が嫌いだった私に綺麗な色だと言ったのは零



それに零が好きな女の子になりたいと思うのは女心なのかしら？
そんな私の気持ちもいつもの洞察力で分かって欲しいものだわ





『零の分からずや』


「は？」






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