幼児化してみた 3 ページ14
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『あれ?』
店に入りいつも通りブラックを頼もうとしたら、零にオレンジジュースを頼まれたので仕方なく飲んだ
するとオレンジの味がした
前にも言ったが私は味覚を感じられない
甘い、酸っぱいという味覚が舌を駆け巡る
『オレンジジュースってこんなに酸っぱいのね』
「そりゃそうだろう」
『ケーキも食べたい』
次にケーキを口に頬張ると久しぶり感じる甘みだった
幼児化してまだ味覚がある頃に戻ったということか
「ところでその体で仕事に行ったりするつもりか?」
『そこまで考えてなかったわ』
さぁ、どうしよう。
哀ちゃんとの条件が三つある
1.APTX4869の事は公表しない
2.組織に彼女の存在がバレるような行動はしない
3.私が組織に目をつけられるような行動はしない
このまま仕事に行けば少々面倒だな
『泊めてくれない?』
「は?」
『あなたの家に』
「…」
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『あなたの家何もないのね』
「すぐ変わる家だ。仕方ないだろう」
零の家に行けばもう夕食時で用意をしてくれた
その間本棚にあった小説を読んで時間を潰す
「A?」
夕食が出来たことを伝えに行くとベットにもたれて寝ていた
やはり子供の体力になるのかと、そのままベットに寝かせた
目にかかる前髪を少しはらってやる
この頃から俺はずっと惹かれていた
Aが海外に行くと言った時にはこんな未来が待ってるなんて思いもしなかったな
「早く元に戻ってくれ」
眠気が襲ってきた俺はAの額にキスを落とし眠りについた
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『零』
「んっ…」
『起きて零』
「A?」
なんで俺の部屋にAが?
いや、違う
「戻ったのか!」
『ええ。でもお願いがあるの』
「なんだ?」
『服貸してくれない?』
布団で隠してはいるが腕や肩が露わになっていた
「早く言え!」
布団から転がり落ちた俺はすぐに服を取った
『買った服は妹にあげるとしましょうか』
後ろでブツブツ話すAだった
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明里香(プロフ) - 産まれ持った顔の話、誤字がありました。「定員」ではなく、「店員」です。 (2019年5月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 明里香さん» 修正させて頂きました。以後気をつけます! (2019年3月25日 18時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 幼児化してみた1の話、オーナーではなく、マスターです。 (2019年3月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
黎明 - noaさん» noaさん素敵なお話ありがとうございます!!!!!……ええ話やッ………赤井さんんんんッ!!!!もう幸せです(*´∇`) (2019年3月1日 22時) (レス) id: 565e35004c (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 黎明さん» リクエストありがとうございます!書かせていただきましたが、いかがでしょうか!泣 クレーム等あれば書き直しますのでよろしくお願いします (2019年3月1日 17時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:noa | 作成日時:2019年2月28日 18時