【短編】ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

かくれんぼ １ ページ2

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「おい快斗、知ってるか？米花駅に出現する美女の噂」


「は？」


いつものように新聞を広げ情報収集しているとクラスメイトから聞いた美女の話

なんでも夕方になると美女が現れ誰かを探すようにじっと見ていると


「どれだけの美女なんだろうな」


それはただの好奇心だった



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帰宅途中の学生、サラリーマンが溢れる米花駅
目立つように男子高校生が群がっていた


あそこか？と足を進める



『違う。あなたも違うわ』


凛と響く声。あれ？この声って



『もしもし。ええ今日もいるわよ。嫌よ私諦めが悪いのよ』


電話を始めたのか人が捌けていく
見えたのはサングラスをかけたブラウンの髪


あ、これはまずい


そう思って来た道を帰ろうとした


パシッ！




『見つけた』


「な、なんですか？」


『私のこと分かるわよね？』


サングラスを外すと見覚えのある綺麗なお姉さん


「電話ですごい怒ってますよ」


『ああ。もういいわ』


そう言って彼女は通話中の携帯を切った



『やっぱり高校生だったのね！私の考えは正しかったのね！これで論文が書けるありがとう！』


「え、捕まえに来たわけじゃないの？」


『え、捕まりたい？』


「そうですね。こんな綺麗な人になら…じゃなくて、まぁお姉さん逮捕権ねぇもんな」


『あら？私のこと調べてくれたの？』


「まぁ…俺の中で名探偵以上に厄介な人なんで」


最近は変装も今まで以上に緊張する
骨格を変えてみたり、耳もつけ耳をつけたり



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『逮捕なんてしないわ、まぁ出来ないけどね』


「じゃあなんでここに？」


『実験よ。私の推理が正しければあなたは学生。初めは品川駅、次にここに来たのよ』


「お姉さん何ヶ月俺のこと探してんの」


『実験の為よ。どうってことないわ』


するとキュルキュルと車がドリフトするような音が聞こえた

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