ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

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- you side -


はじめに言わせてほしい。私は決して結婚を急ぐアラサー女ではない。


なぜこうなったかと言うと、今の部署に異動して４年。ずっとつき続けてきた嘘がバレた


「ど〜こ〜に〜ハイスペックなイケメンがいるのかな？」


『げ』


私にはイケメンハイスペックな彼氏がいると言い続けていた


この日はデートだと言っていたのに、１人でランチしているのを見つかった


「ほら、これ婚活サイト」


『はい？』


次の日職場にいくとスマートフォンに大きく婚活サイトの文字


「あなた彼氏がいないのが恥ずかしかったのかと思って登録してあげたの」


後ろにハートが付きそうな勢いで言う先輩


間宮隆史。見た目はゴリラ中身は乙女
部類の男好きのオカマである


「オカマじゃねーよ。私はバイだって言ってるでしょ！」


『私婚活してませんけど』


「あなたも少しは生きてる人間に目を向けなさい」


『私生きてる人間に興味ないんで』


「そんなに可愛いのにもったいない！」


そういうと先輩は目にも見えない速さでスマホを打ち続け


「この人！会いに行きなさい！」


『嫌です』


「最悪二回は会いなさい！これあなたに似合うと思って服もかってあげたの」


『結構です』


「いい？あなたの性格は大人しく、好きなタイプは仕事が忙しい私の代わりに家のことを任せられる人、備考欄には最近彼氏にふられました！って書いてあげたわ」


『振られてません』


「行きなさい！」


『嫌です』


そんな言い合いを続けある条件で話は終わった


そして会うのは２回目のあの日彼に会うとは思いもしなかった

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