ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

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息が苦しい


これ肺傷ついてない？なんて呑気に考えていた


「A！！！」


「あ、あなたが出てくるのが悪いんだから！！！」


刺した女は逃げた



『零…追いかけて』


「お前を置いていけるか！！！」


『救急…車だけ呼んで…ね。そしたら…もうほって…おいて』


「くそっ！もう喋るな！」


『れ…い！あなたがこんな所に…いちゃダメなのよ！あなたは…私たちの大切な…この国を守って！』


大丈夫。死なないからと言うと彼は苦しそうな表情をしていた


事情聴取なんかされては彼の素性がバレてしまう



「…っ、すまない」



彼は彼女を追いかけていった


『落ち着け落ち着け』


私は持っていたストールで圧迫し止血した


ダメだ。目が眩む。意識が遠くに行きそうなのを必死で起こしていた


だが、数分で救急隊員が到着した時には私の意識はもうなかった









「目が覚められましたか」


『…よかった』


生きてて。彼の負担にならなくて



『彼は？』


「降谷さんなら今はポアロですね」


目が覚めると点滴に繋がれたぶん病院
側にいたのは風見さんだった


『私何日寝てましたか？』


「丸２日ですね」


『そうですか』


「では、降谷さんに連絡しておきますね」


『待って！彼には連絡しないで』


風見さんは不思議な顔をしていたが了解してくれた



『すいません。風見さんも忙しいのに』


「いえ、これも仕事です」


『もう私は大丈夫ですよ』


「そうですか。また何かあれば連絡してください」


『ありがとうございます。最後に私のスマホだけとってくれませんか？』


風見さんからスマホを受け取り彼が部屋を出たのを確認して電話をかけた







『もしもし。ええ、まだ生きてるわよ。それより私にちょっと協力してくれない？…工藤新一くん？』


電話を切り退院の準備をする為ナースコールを押した

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