ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

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『どういうこと』


「これ以上は言えない」


通夜の後居酒屋で零景光松田伊達みんなで昔話をした。そのあと零に俺が送ると車に乗せられた。


「 俺はもうお前とは会えない」


『え？』


「景光もだ」


『どういうこと』


「これ以上は言えない」


『私は…』

私はまた１人になるの。言いかけた言葉を飲み込んだ。


「Aは１人じゃない。松田も伊達もいる」


零には私が思っていることなどお見通しみたいだ



「わかってくれ」


『…わかった。でも約束してね』


死なないで



「…ああ。会えはしないが俺はずっとAを思っているさ」


『え、ありがとう？』


「意味が分からない顔だな」


そういえば、そっち系には疎いんだったな


それが最後の会話だった









「松田が死んだ」


それは萩原の命日だった


私は伊達と一緒に通夜に出た


『あいつらはこないんだね』


「ああそうだな。何をやってんだか…」


私は泣かなかった。いや、泣けなかった
もう涙を拭いてくれる人も涙を隠してくれる人もいないから


私はその足で警察庁に戻り警察官名簿を探る


しかしどこにも“降谷零” “諸伏景光”の名前はなかった


あの零が警察をやめるとは思えない。となると、残るはひとつ


しかし、あそこへの立ち入りは関係者のみだ


生きてるか死んでいるのかも分からなかった





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シリアスばかりすみません！過去編ももうすぐ終わりです！

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