ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

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《○月×日 ポアロ 14:00》


皆様お馴染み使い捨てアドレスからメールが届く


何故彼は私の休みを知っている


まぁそんな事彼に聞くだけ無駄だろうが






カランカラン


「ああ！Aさん！いらっしゃいませ」


『こんにちは、安室さん』


「今日はこちらのカウンターへどうぞ」


安室スマイルを振りまかれたので笑顔で返しておいた


「どうぞ、コーヒーです」


『ありがとうございます』


「あ！この前のお客様ですね！」


奥から可愛らしい女の人が出てきた。そういえばあれ以来ポアロには来ていなかったな


『すみません。この間はお騒がせしてしまって』


「いいんですよ！私榎本梓です！安室さんとは何も無いので、ご安心ください！」


私はパチパチと目を動かした。彼女の発言が理解できなかったが、そういえば彼の一目惚れ発言があったことを思い出した


『雨宮Aです。じゃあ安室さんをガンガン攻めちゃいますね！』


辛い。かなり辛い。このキャラは。




「あ、そうだ！このナポリタン新作なんですけど、良かったらAさんの意見も聞かせてくれませんか？」


そう言われ綺麗に盛り付けられた美味しそうなナポリタン


『私味音痴なの。あまり期待しないでくださいね！』


「率直な意見をください！これ安室さんの分です！」


一口食べてとても美味しかった


『おいしい』


「うん！このアルデンテの麺が最高ですね！それに隠し味はバターですか？濃厚に仕上がりますね！」


「そうなんです！マスターがバターが良いって教えてくれて！」


「やっぱり梓さんは良いお嫁さんになりますね！」







チクッ


何故だろう。少し心が痛かった

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