ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

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『え、何その反応』


「いつあの男と知り合った！」


『留学した時に向こうで知り合ったのよ』


もう10年以上も前の話だ


「そ、そうか」


『さっきの爽やかイケメンスマイルはどこにいったのかしら〜。えっと、安室さん？』


「やめろ」


『零も知ってると思うけど身内や知り合いの鑑定は出来ないの』


「知ってるさ。じゃあ誰が？」


『彼の遺体は法医学研究所に送られたわ。そのあとはFBIに返されたはずよ』


「そうか。写真はないのか？Aなら写真でも本人か判断出来るだろう」


彼は何を言っているのか。その答えは


『赤井秀一はまだ生きてると思ってるの？』


私が赤井の話を聞いたのはもう研究所に送られた後だった。彼が死んだと聞かされたが不思議と悲しくなかった。あの彼が死ぬとは思えなかったから


「ああ」


『そう。こっちに写真はないけど、研究所にはあると思うわ』


「調べてくれないか？」


『はいはい。でも条件つきよ』


「…ああ」


『もう私の前からいなくならないで』


「それは分からない。…と、言いたいがこの件に関わらせる以上危険な目にあうかもしれない。だから俺が守ってやるさ」


『結構よ』


「少しは素直にはいと言えないのか？」


『私の方が銃は上手いのよ？』


「科捜研の奴が銃を持つのか？」


『そ、それは…持ってないけど。体術だってできるわ』


「全く。じゃあこう言えばいいか、もう誰も失いたくない。だから俺に守らせてくれ」


『あなたは本当…ずるい人』

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