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7日目(怖がり) ページ3

You side









映画が始まってからというもの、繋がった右手が怖いシーンでビクッとするのを感じてた。もう映画も中盤。何回ビクッとしたか分からないくらい。



オッパを見ると平気そうな顔でスクリーンを見てるけど、怖いシーンの時はしっかり目を瞑ってる。









『怖い?』









コソッとオッパに話しかけると、首を横に振るオッパ。



私はオッパの腕を引っ張り、こちらに寄せた。すると腰に手を回され、肩にはオッパの頭。



怖いシーンになると腰に回されている腕の力が強くなり、肩に乗ってる頭はくるっと反対側をむく。









『大丈夫。大丈夫。』









オッパの頭を撫でたり、背中を摩ったり、映画には集中出来なかった。









MG「ごめん。A、、」




『めっちゃビビってたじゃん笑』



MG「想像以上に怖かった、、、」



『怖かったね笑 もう大丈夫ですよ〜』









上映が終わり、シートで少し話した。オッパは元々こういうのは苦手らしい。ほんと、なんでホラーにしようなんて言ったのか、、









MG「もう行こうか。」



『うん。』









シートから立ち上がった時、酷い立ちくらみがして、シートにボスっと座ってしまった。









MG「まだ居たいの?笑」



『んーん。行くけどちょっと待って。』



MG「えっ、何、どうした?大丈夫か?」



『うん。平気。』









頭を抑えながら目眩が引くのを待つけど行く気配がしない。隣に座って心配してくれるオッパ。カメラがとまってマネオンニがこちらに来る。









MN「ちょっと、大丈夫?立ちくらみ?」



『うん。大丈夫、』



MG「とりあえず横にした方がいいんじゃ、」



MN「、、、うちに運びましょう。撮影別日にして貰えますか?」



スタッフ「大丈夫です。車出します。」



MN「お願いします。」



MG「車まで運びます。」



MN「ありがとうございます。」









ぼーっとする頭でマネオンニやスタッフさんの話を理解する。



あぁ、私のせいで、、、









MG「大丈夫。Aのせいじゃない。」



『ぇ、、』



MG「辛かったね。ごめんね、気付いてあげられなくて。」









オッパにお姫様抱っこされ車までの道のり、薄ら目を開けるとオッパが微笑みかけてくれた。









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作者名:きっと来世は推しの人中 | 作成日時:2020年2月26日 13時

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