僕たちのヌナ

会いたい ページ47

WZ side









DK｢ヌナが帰ってくるのって2日後？｣



MG｢そう。まだ１日しか経ってないのにもう無理！会いたいぃぃぃぃ！｣



WZ｢うるせえよ｣









ソロで海外撮影があるらしくて昨日ヨーロッパに旅立ったヌナ。



いきなり決まったからヌナと一緒に進めていた作詞作業に、ヌナが関わっていたダンスも急ピッチで進められ、ハードなスケジュールをこなして直ぐに行ってしまった。





行く前のお別れみたいなのも出来なかった。いや、する暇がなかった。



だからなのか、韓国に残された男メンバー13人はヌナに会えなくて抜け殻みたいだ。



活動期間じゃなくて良かった。





ヌナが帰ってくるのは2日後。



それまで誰一人死なずに居てくれればいいけど。









その日の夜、リビングからの騒がしい声で昼寝から目が覚めてしまった俺は何事かと様子を見に行った。





1つのソファに集まって楽しそうに話しているメンバー。









WZ｢何してんの？｣



JN｢あ！ウジが来た〜！｣



DK｢ヌナ！ウジヒョン来たよ！｣



WZ｢ヌナ？｣









ヌナ



その言葉に飛び跳ね、期待を募らせる心臓。





ドギョムが手にする携帯画面の中には綺麗なヌナの顔。









『ウジや、寝てたの？』



WZ｢うん。仕事終わり？｣



『うん。よかった。宿舎戻って来てたのね。』



WZ｢作業はヌナがそっち行く前に終わったからやること無くて。｣



『そっか、しっかり休んでね。』



WZ｢うん。｣



DK｢それでね、ヌナ。その時さ、ジュニヒョンと一緒に居たんだけどさ、、、｣









ほんの数分だけ、2人だけの会話。



はぁ、会いたいなぁ、





そう思ってるのは俺だけじゃない。みんなそうだろう。









『あ、ごめん。そろそろ切るね。』



JS｢まだ仕事するの？｣



『ううん。明日の打ち合わせ。』



SG｢頑張ってねヌナ。早く帰ってきて。｣



『うん。お土産沢山持って帰るから待っててね。』



SC｢気をつけて帰って来いよ。｣



『うん。じゃあね。』









『あ、サランへ。ポゴシッポ。』





ﾂｰﾂｰﾂｰ









MG｢、、、、、っえええっ！何今の！めっちゃかわいい！！｣



JH｢ほんと、無自覚でこういうことするから困るんだよ。｣









ヌナがそんなこと言うなんて珍しい。



ヌナも寂しいんだろう。



帰ってきたら思いっきり甘やかさなきゃ。









会いたい (終)

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