及川徹の姉です！3【ハイキュー】 (ページ12)

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「まだかなー……」

坂ノ下商店でずっと待っている彼女

すると、目の前を考え込む影山が通る

「とびーー！」

影山「うおっ！Aさん！」

「暇！どこ行くの！」

影山「あ、体育館に………
Aさんの言ってたこと分かりました。俺は」

途中で携帯が鳴り出す

影山「はい、もしも」

繋心「影山今どこにいる！！」

影山「烏養さん、今学校に向かう途中ですけど」

繋心「なんだと！」

影山「体育館の点検終わってねーかなと思って」

繋心「あっ！影山ぁああ」

影山「うおっ」

「やっと来たかー」

繋心「通り過ぎるな、置いてこい！」

影山「はい？！」

繋心「止まるトスだ！だろ？！」

彼女を見ると

自信が満ち溢れた顔で頷いた

影山「テンポですか？」

煙草を吹かしながら説明する

繋心「俺も理論として頭に入ってるだけで全然応用できてなかった。お前の速攻を特別と身構えすぎて根本的なことを忘れるとこだった。」

影山「テンポはだいたい分かったんですけど止まるトスってなんですか？」

「それは私が説明しよう
変人速攻の時のトスはスパイカーの打点を通過するトス」

影山「はい」

「そこを止めるのよ、打点の所で」

首を傾げる影山

「スパイカーの最高打点＝ボールの最高到達点ってこと」

繋心「今までみたいに勢いそのまま通り過ぎるんじゃなく、スパイカーの打点付近で勢いを…」

影山「殺す」

「力加減と逆回転のかけ方の難しさは今までと比べ物じゃない。Bクイック、Dクイック、ブロード、距離が離れるだけ難易度は上がっていく

私の言った意味がもう理解出来たなら、努力してみるのよね？」

影山「やってみせます！」

及川家___

「猛ちゃ〜ん！ただいま！」

猛「A姉！今日バレー教室一緒に行くって言ったじゃん！」

「だって、今日徹休みだって私知ってたもん」

及川「自分が連れてくって言ったんだから責任取りなよね！
ほんと、飛雄に遭遇するし災難すぎる」

「え、なんでなんで！とびーになんか言った？！」

及川「まぁね、チビちゃんとの速攻を変えるんでしょ」

「なーんだ、徹がアドバイスしたのか
てか、アドバイスなんてよっぽど暇なのね」

猛「そーだよ、A姉！
徹ね、彼女に振られて暇だからこんな写真撮ったんだよ！」

「やばぁあ！」

及川「だぁああ！猛!!誰にも見せるなって言ったでしょーが！後、呼び捨てやめろって！」

「猛ちゃんにそんな汚い言葉遣うな！クソガキ！」

及川「そっちの方がやばいだろ！」