やっぱり好き ページ37
健人side
学校に行くまでの間に2人でいろんな話をした
思えばここまでお互いの不満を言ったこと
いままでなかったかもしれない
嫉妬も悪いもんじゃないのかもしれないな
あの日俺の事を拒絶したAに
理由を尋ねると
「健人と心がすれ違ってるって思ったからだよ。
健人に触れられたことは素直に嬉しかったけど。
あの時の健人は、私に対して不機嫌だったし。
気付いてる?健人って、あぁいうとき私に対して
いつもすごく優しい目するんだよ?なのにずっと怒
ってたでしょ?気持ちの伴ってない行為って辛いし
それ以上に虚しいよ。」
真剣な話をしてるのに
なんだか風磨と話してた内容そのものを
Aがそのまま話すもんだから
「ふはっ!」
おもわず笑ってしまった
ちょっとなんで笑ってるのー!?
なんてAは怒ったけど
本当に単純なことなんだよなきっと
それに相手の言葉を聞いて
初めて気がつく事もある
俺が思ってる以上に
Aは俺の変化に敏感なんだ
「近々風磨と飯でも行くか」
「え?なんで急に風磨くん?」
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作者名:莉梨 | 作成日時:2018年7月5日 2時