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小さな嘘 ページ3
は？
入学してしばらくたったある日の
突然のAからの言葉
いやいや。おかしいでしょ。
秘密にするってどういう事？
俺と付き合ってることでなにか都合が悪い？
聞きたいことはたくさんあった
だけどきっと
彼女なりに何かかんがえての事だと思う
そう思うのに
入学してそうそう
学校でAが可愛いと噂が広まった
高校では俺の名前で
抑えられてた彼女の存在
新しい場所では
噂が一人歩きする
目の前のAを見ても
もともと綺麗な髪に少しだけ色を入れて
もともと白い肌によく合うメイク
可愛いらしい顔つきに艶っぽさまで加えて
さらなる魅力を開花させた俺の彼女
また綺麗になったな
なぜか焦りさえ感じる彼女の変化に
思いつく言葉は
１つもAの気持ちに添えないような
攻め立てるような言葉ばかりで
必死に言葉を飲み込んで出たのが
「わかった。」
そんなかっこ悪い言葉だった
これは俺の最初の小さな嘘
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作者名：莉梨 | 作成日時：2018年7月5日 2時
