持つべきものは ページ15
「はぁ?何でそんなことになってんだよ?」
昨日あったことをそのまま風磨に話した
マジでお前の嫉妬はやべぇわ。
そう言われて凹む
「俺も悪いってわかってるよ。だから、ごめんねの
意味で抱きしめようとしたら、拒絶された。」
やばい。言葉にすると倍で傷つく。
「まぁ、その前のお前の行動が良くなかったよな。
女ってデリケートな生き物ってよく言うじゃん。昔
から大人に言われただろ?女の子には優しくしなさ
いってやつよ。」
そう言って風磨は俺の肩に手を置く
「女って勝手だよな」
「ドSに萌えるとか言うくせして、気持ちが伴ってな
い行為はいや。とか言うしな」
「でも女のわがままを可愛いと思えるくらいの、
余裕のある男であるべきなんですよ。」
風磨はうんうん。なんて頷きながら
まるで女のことわかりきったような言い方だけど。
今の彼女ともめた時
女の気持ちがわからないってやさぐれてた
お前を慰めたの俺だからな?
「マジでAのことになると余裕ねぇ。かっこ
悪りぃよな。大切にしたいのに、傷つけてさ。」
俺はテーブルに頭を突っ伏せて頭を抱える
「とにかく意地張ってないでちゃんと話し合えよ?
お前が思うよりAちゃんだって、お前にぞっ
こんだと思うぞ?2人見て来たけどさ、お前ら良い意
味でも悪い意味でもよく似てるし(笑)」
「…次会った時ちゃんと話してみるわ」
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作者名:莉梨 | 作成日時:2018年7月5日 2時