▼本日のキャラメル…《12》 ページ13
04.30 Thu
貴方said
うわ、今日は最悪な日だ
貴方)お弁当忘れた…
どうしよう。と思っていると友達が購買行ってきたら？と言った。
友達は、ごめんね、委員会の集まりがあるの！また明日一緒に食べようね！
と、私をひとり残して委員会に行ってしまった。
仕方ない、５時間目お腹なって隣の席のひとに笑われるのは嫌だし
そうして私はとぼとぼと購買へと向かった。
said change 菅原孝支said
菅原)ごめん大地、ちょっと購買寄っていい？
澤村)おぉ、いいよ
今日は弁当がなかったので、俺は大地を誘って購買でパンを買うことにした。
ちょうど購買のカウンターが見えたところ____
貴方)あー…、おばちゃん！あと10円おまけして！下さいぃ…
おばちゃん)…そう言われてもねぇ〜
あの子がいた。
俺に気づいたのかこっちを見ると
貴方)あ…、あ、え、えー、と
いかにも"見られたっ"て顔をした。
そのリアクションが真面目そうな彼女のイメージと違って可愛く思えた。
菅原)"鹿丸"もパン買いに来たの？
貴方)、は、はい!
手には美味しそうなパンを持っている
大地)お、あれ一日5個の限定キャラメルパンじゃ…
大地が驚いた顔をする。
菅原)なんで大地知ってるんだよ(笑)
大地)まえ、バスケ部のあいつとこれ争奪したから(笑)
菅原)そういえばやってたな(笑)
一日5個限定伝説のキャラメルパン
おばちゃん)今日は一年生が遠足だからねぇ、余ってたやつがあと一個あったんだけどぉ〜
おばちゃんが鹿丸の方を見て笑う。
貴方)すいません…でもあと10円なんです、明日返しますから！
おばちゃん)明日って言われてもねぇ〜
購買のおばちゃんと鹿丸はどちらとも折れないって感じだった
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作者名：杏雨 | 作成日時：2015年2月27日 21時
