【刀剣乱舞】私が顕現したのはブラック本丸でした【２】

帰ろう ページ31

「やっと………帰ってこれました。本当に遅れてごめんなさい。加州様」



加「もー。違うでしょ。」




「…………え？」



加「Aは謝っちゃだめ。俺達も悪かったんだし。Aばかりに頼っちゃってたし…………だーかーら！Aは謝らなくていーの！分かった？」



「あ………えっと…………はい！」




加「ごめんね。Aこれからは俺がちゃんと守るよ」



「…………加州様もだめですよ」



加「………え？」




「加州様も謝る必要ないです。」



加「…………ありがとう」





本当に帰ってこれてよかった




また加州様に会えて良かった



加「それとさ、A。」



「なんでしょう？」



加「いつまで敬語なの？」



「えっと…………」



加「もう敬語はだめ。分かった？それと、俺の事も加州様じゃなくて清光でいいからね！」



「…………………うん。ありがとう………清光………」




加「………うん。じゃあ。帰ろ？」



「………」




加「どうしたの？」




「帰ってもいいのかな………」



加「………何言ってんの。本丸はAの帰る場所。帰っちゃだめなんて事絶対ないよ。」




「………………」




加「Aに何があったかは知らないし、言いたくないなら言わなくてもいい。でもさ、何があっても俺達の本丸にはAが必要だよ。だから帰ろう？」



「…………………うん」







私はまだ昔の主様の事が忘れられない






主様に嫌われてしまった事が辛い





でも







今は帰る場所がある









それが今とてもうれしい

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