変わり者さんと第八さん (ページ12)

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第十一　真実ページ12

聖陽教会皇王庁内教会にて

皇「第八特殊消防隊大隊長殿中隊長殿
御座り下さい」

桜火「失礼致します」

皇「こちらに来なさい」

？「はいお爺様」

そこには白い衣服に身を包んだAの姿が

火「A何故ここに！」

皇「私から説明致しましょう
彼女は私の孫娘です
この子の母は私の娘です
特殊消防官との結婚を反対したら失踪してしまいました
ですがたまたまこの子の話を聞いてね調べたら孫娘である事がわかった
私も歳なので彼女を私の跡継ぎにと考えています
なので特殊消防官を辞めさせてもらいました
君たちには話さなければいけないと思い御呼び立て致しました」

桜「承知致しました
失礼致します」

第八に戻り数ヶ月が経ち

ここ最近やけに焔人が出ては現場に着く頃には焔人が居なくなるという事件が起きている

日「中隊長、大隊長よろしいですか
実は前に焔人を操る男に会った時にAさんとアドラリングをしましてあの焔人の中に5年前に焔人化したAさんのお母さんの焔人がいたんです
だから今回の事件あの男が関係してると思うんです」

桜「みんな集まってくれ
火縄、森羅の2人は今まで起きた事件を調べてくれ
茉希とアーサーは第七に話を聞いてきてくれ
あとの三人はこの住所に行って当時の事を聞いてきてくれ」

全「はい！！」

火森組

火「森羅はそっちの資料を頼む」

日「はい」

紙をめくる音だけが響いている

日「中隊長！これでは？」

火「見せてみろ‥‥確かにこの事件ぽいな、ん？
待て、これは！」

現場写真の他に端のこげた家族写真が1枚
そこには笑顔のAの他に優しそうな両親あと1人優しそうな笑顔を浮かべる好青年が1人

資料には犠牲者2名生存1名行方不明者1名と書いてある
この青年について聞き込むように聞き込み班に連絡を取ろうとしたやさき
森羅の端末に着信が入る

日「シスターどうしました？」

シ「Aさんにはお兄さんがいたそうです
昔は仲が良かったみたいですが事件発生の頃お兄さんは両親と言い合う姿や声を聞いた人が数人いらっしゃいました
あと死なない焔人の研究をしていたみたいです」

日「火縄中隊長、あの男はAさんの兄
柊Aで間違いありません」

火「そのようだな」
火縄の端末に着信が入る

尾「火縄中隊長！Aには兄が居たみたいでその兄がSNS上で人を集めていたそうです、第七の管轄に研究所があるみたいです」

火「そうか、これからそちらに向かう
新門大隊長に伝えといてくれ」