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｢えっ、｣
来ないと思っていた松田くんが今目の前にいる……
なんで？
帰ったんじゃないの？
なんて思ってると、
私に近づいてきて、取ろうとしてる本を取ろうとしている松田くん。
待って……
近い……
手…………ぶつかってるよ……
元｢あ、ごめん……｣
｢ぜ、全然大丈夫です！！あ、ありがとうございます！｣
元｢全然いいよ〜！それなんの本？｣
｢あ、シンデレラの小説です！｣
元｢へぇ〜！シンデレラ好きなんだ！｣
｢はい！笑そういえば、松田くん来てくれたんですね！笑来ないと思ってました笑｣
元｢そりゃぁ〜来るよ！当番だし！ね〜てかさ、なんで松田くんなの〜？しかも敬語じゃん！
元太！あと、タメがいい！｣
｢えっ！｣
元｢え？良いでしょ！俺も名前で呼んでるし、同い年なのに敬語とか肩苦しいすぎでしょ！笑｣
｢はい！じゃなくて……うん？笑｣
元｢元太！呼んで？｣
｢え、無理無理無理無理！｣
元｢なんでなんで？！いいじゃん！｣
｢え、無理だよ……いきなり呼び捨てなんて……｣
元｢えぇ〜いいじゃん〜！言ってよ〜｣
｢えぇ〜、………………げ ん た ｸﾝ …｣
元｢えへへやったぁ〜くん着いてるのなんか嫌だけど〜笑｣
｢せめてくん付けさせてください……｣
元｢あ！また敬語！｣
｢あ、｣
元｢アハハ！いいよいいよ笑無理言ってごめんね！笑ゆっくりで良いからどんどん慣れてってよ笑俺もっとAと仲良くなりたいしさ！笑｣
｢うん！ありがと！｣
元｢うん！｣
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作者名：K_ | 作成日時：2021年3月4日 2時
