(∞人目) (ページ9)

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優等生ページ9

『なに？』

『私、ジャニーズに入りたいねん。』

『…あはは笑なに言ってんねん笑

ジャニーズは、男しか無理やって笑』

『…うん笑わかってる笑』

あいつは笑われることを嫌そうにするどころかまた笑った。

やけど、みんなが笑う中、横は笑わずにちゃんと聞いてた。

『なんでなん？』

「んー、かっこいいからかな？」

ほら、大した理由ちゃうやん。

やっぱり、こいつのこと、嫌いや。

その後ゲームが再開されレッスンで疲れてた俺らは寝てしまった。

その後俺は話し声で起きた。

『まだ、勉強？』

『うわ、びっくりした！起きたん？

そう、勉強。』

それは横とAの話し声やった。

『勉強そんな大変なん？』

『まぁ…次の定期テストで、一位とらなきゃ家帰って来いって言われてるから頑張らなあかんねん。』

『ふーん、』

そう言って横が立ち上がってAの横に行った。

『うわっ！わからんわー、何書いてるん？』

『えへへ笑これはねー、政治問題かなー。』

『英語も読めるん？』

『んー、まぁ笑』

『なにこれ［復習ノート？］』

『あ、ちょっと、』

『うわっ、長っ！

なにこれ、全部書いてるん？』

『…うん。

私本当にダンスだけはできないしすぐ忘れるから。』

『努力家やなぁ。

寝えへんの？』

『今日、帰る時電車で寝たから。』

『いやいや、そんなん寝たうちに入らんやろ！

…いつもそんな感じなん？』

『うん～、私、要領悪くて。

でも、夢は絶対諦めたくないし、

親にはね、反対されてるから…。

勉強頑張らないと無理やり帰らされちゃうし。

そうなると、ダンスもできなくなるから…。

私はただでさえみんなよりハンデがないから。

必要とされるくらい頑張らないと！

…って笑棚に上げすぎた笑』

『…じゃあ、頑張って勉強して。

俺は、もっとAと、レッスンしてみたい。』

『え…ありがとう。』

『じゃあ、もう寝ろよ。

明日も早いし！』

『うん笑これ終わったら寝る！

ありがとう！』

そうして横は、俺の横に来て寝た。

俺は慌てて寝返りを打った。

そしたら、丸も、そして雛も起きてた。

あ…またこいつらもあいつの元へ行くんか。

そう思ったら、素直にあいつを凄いと思われへんかった。