ノスタルジーな夜に… (ページ19)

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『何笑ってん？』

「別に？笑

…！もしかして洗濯もしてくれたん？」

『暇やからな、お前と旦那の愛の巣に無償でお邪魔さしてもらてるから

それくらいせなな。

あ、安心しろ。下着とかは触れてないからな。』

「…うん」

当たり前やけど、それが境界線。

私は既婚者で、もう男女の仲じゃない。

そう思ってるのは私だけだと知らされた気がした。

それと同時に、純粋に負担にならない様にしてくれてるのに

勝手に意識して

少し会話しては私がすぐに部屋にこもって

すばるをほったらかしにしているのが少し申し訳なく感じた。

そして、私もすばるの助けになりたかった。

「なぁ？」

『あ？』

「明日さ、仕事届けに行くんと、三郎返しに行くんやけど一緒に行かん？」

『…なんで？』

「いや、暇かなって。

居てもいいけど泥棒…」

『行く。』

「ふふ笑じゃあ決定な？おやすみ」

『おん…あ！』

「ん？」

『お前、もう寝るん？』

「…っや、明日までに終わらせなあかんからまだやるけど…」

『やっぱり、ちょっ待って』

そう言ってすばるは、洗面台に向かい、その後こっちにきた。

『ん、これ。

ホッとアイマスク。気持ちいいからこれで疲れとれ。』

「…ありがとう。」

そうして、私は部屋に戻った。

ドキドキがまたなっているのがわかった。

…でもこの気持ちに気付いてはいけない。

そう思い聞かせ、この想いから逃げるため仕事に再び取り組んだ。