私と君の記憶 (ページ27)

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--Asaid--

お父さんとお母さんのお葬式

親戚が集まって誰が私を貰うかとか

そんな話をしてたらしい

真っ先に私を受け入れてくれる所は

あの親戚のおばさんしか居なかった

おばさんは子供が居なくて寂しいから

私を受け入れてくれた

みんな、私に

「両親失うなんて、可哀想な子ね」

って、言ってくる目が怖い

トゲが全身に刺さったみたいにチクチクする

そのあとは、おばさんの家に入って

数日間は楽しかった

けれども、殴ってきたり蹴られたりして

「こんな子、貰うんじゃなかった」

って、部屋に閉じ込めたりして

私はただ、食器を洗おうとしたら

お皿が割れちゃって

片付けしてただけなのに

おばさんに喜んで欲しかったのに

部屋のドアを開けられて

ご飯だよって言われたから

リビングに行くと私の好物ばかり

さっきはごめんねって謝ってくれた

けど、次の週

テストがあって、100点中85点だった

捨てたらばれてしまって

「なんでこんなに簡単な問題が解けないの」

って、殴られてまた私は部屋に...

毎週毎週、怒られては部屋に閉じ込められ

出るとリビングには好物

そして、謝られる

もう、散々だった

一刻も早く家を出たかった