１週間の終わりにアイスキャラメルマキアートを１つ。 (ページ8)

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男「こんばんは」

A「あ、」

男「アイスキャラメルマキアート１つください」

A「本当に飲みに来たんですね」

男「はい、約束しましたから」

A「アイスキャラメルマキアートです」

男「よければ一杯一緒に飲みませんか？ㅎㅎ」

A「ありがとうございます、いただきますㅎㅎ」

もう閉まる時間だしお店閉めちゃおうかな

看板をひっくり返して
ドリンクを作り彼の座る席に私も腰を下ろした。

彼「何飲まれてるんですか？」

A「バニララテです」

私もキャラメルマキアート好きだけどあの日から少し避けてしまう。

彼「…この前大丈夫でした？」

A「大丈夫ですよ！あ、すみませんタオルお借りしてしまって。タオル取ってきます！」

彼「大丈夫ですよ、次会った時にくださいㅎㅎ」

A「わかりました。いつ来られますか？」

彼「いつ来れるかわからないです。でも、1週間後ぐらいにまた来ます。」

彼「実は僕あなたがいつもドリンクと一緒に渡してくれたメッセージカードがとても嬉しくてあなたの笑顔に支えられていました」

突然のカミングアウトにびっくりした。

彼「なので今回は僕が…」

そう言って小さなメッセージカードを渡しに差し出した。

そこには『ファイティン、私はあなたのファンです。」

彼「僕はあなたのおかげでここまで頑張れました。」

心がすごく暖かくなった。

A「実は今日もカード用意していました。」

そっと手の中にあったカードを彼に差し出すと、彼は微笑んでそれをポケットにしまった。

『助けてくれてありがとう』

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彼「長居してしまってすみません。また来ます」

A「ありがとうございました、ご馳走様でしたㅎㅎ」

彼を扉まで見送り
眠りにつくまで頭の中は体いっぱいになった。