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男「大丈夫ですか?」

ハンカチで優しく私の頬を拭きながら声をかけてくれた1人の男性
彼の方に顔を向けると長く見ていなかった練習生の彼だった。


私どれくらいぼーっとしていたんだろ。


A「あ、練習生の。ごめんなさい、すぐ片付けます。」


放心状態になっていて彼が入ってきたことに気づかなかった。


男「練習生?ㅎㅎそれよりもこれ使ってください。」


そう言ってタオルを私に差し出す。


男「大丈夫です。まだ使っていないのでㅎㅎ」


A「汚れてしまうので使えません。それにここの2階が家なので大丈夫です」


立ち上がった途端ボトっおクリームが落ちる音とキャラメルマキアートがほたぽたと神から伝って落ちる。


男「そのまま家に帰ったら周りの人びっくりするだろうしお店中汚れちゃいますよ」


A「わかりました。ありがとうございます」


男「また来ます、その時は美味しいキャラメルマキアートお願いします」

そう言って彼はお店を出た。


私は落ち込んだ気持ちと、久しぶりに彼が顔が見れた喜びで感情がぐちゃぐちゃになった。


今日はもうお店閉めよう。

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作者名:カワ嘘 | 作成日時:2020年9月12日 2時

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