メンバーに愛され過ぎて困ります④～すとぷり～ (ページ35)

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な「…そんな泣かなくても(笑)」

『だってさ…これは…』

な「…ありがとう。

ずっと大事にしてくれて

すっごい嬉しいよ」

頭をポンポンしてくれた

きっとわたし、顔赤い

…いまの会話でなにかを感じ取ったのか

健「…っと…ななもりさん帰り、足あります？

あるなら俺、先に帰っていいすか？

Aちゃん、さっきはごめん。

社長が相手なら俺、敵わないや」

健太くんは頭をかきながら言った

『健太くん！

ありがとう！！色々…』

彼は軽く右手をあげて森の向こうへ消えていった

な「A、ごめん。

もしかしたらお邪魔虫だった？」

お邪魔虫？

な「あ、ほら。健ちゃんのことがもし好きなんだったら俺、完全に邪魔したから(笑)」

なーくんは笑う

私はその笑顔が好きだ

『私はなーくんが好きなの』

な「へ？」

『好きなの』

チャンスは今しかない

フラれても気持ちは伝えたい

フラれても

そういうと

彼は私を引き寄せて

気がつくと彼の腕の中だった