メンバーに愛され過ぎて困ります④～すとぷり～ (ページ20)

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『やっぱりここにいた』

会社のビルの屋上

ジェルはここがお気に入り

天気のいい日は遠くに富士山が見える

『ジェルく～ん。』

ベンチにポツンと座るジェルの隣に腰をおろした

ジェ「…おまえ、りーぬに俺の知らない何を知られてんの？」

へ？

ジェ「俺、すげーやだ。俺にも見せてよ！

おまえの全部。」

『ジェルくんてかなり独占欲強いんだね

今まで全然気づいてなかった』

私は風でなびく髪を耳にかける

夕方の風は心地いい

ジェ「それ好き」

？？

ジェ「…おまえのその、耳に髪かけんのすき。

Aがジェルって呼んでくれる声もすき。

みんなに優しいAがすげー好き」

ジェル？

ジェ「好きなとこいっぱいあって、

毎日好きが増えて

みんなと話してる笑顔も好きで…

あー。もしかしたらこの顔見てみんなもAのこと好きになるかもなって。

俺、お前のことに関しては全く自信ないから。

だから怖いんやと思う。

だから欲張って…イヤんなるよなこんなん。」

ジェ「俺のこと好きにさせる自信あるとかゆーて、全くやったわ

…A。

別れてもええで？」