思い出した。安心するわけ ページ19
パーティーもお開き
椅子から立ち上がるとさっきよりも痛みが増していた
『…っ』
そっと見てみると血が滲んでストッキングを汚している
慣れない靴を履くもんじゃない
後悔先に立たず
「A」
『ん？』
さとみがなにやら差し出して来た
『これ…』
「脚、痛いんだろ？」
それは絆創膏だった
『バレてた？…ありがと』
「ったく、慣れてないのにそんなヒールの高い靴履くなよ」
『ですね』
絆創膏のおかげで少し楽だ！
無事に最寄りの駅に着いた頃には落ち着いていた痛みが復活
あとちょっとなのに
『痛っ』
「見せてみ。…うわこれだいぶ酷いな」
『うー、ショック』
こんな自分にガッカリ
「背中乗れ」
『え？』
「すぐそこだし家までおんぶしてやるよ」
『いやいやいや、勘弁してよ！それなら裸足で帰るわ！』
「ばぁか、あぶねーだろ！いいから乗れ」
さとみは私の前にしゃがんでいる
「ほら！」
『…ありがとう』
「ん。」
さとみの背中に身体を預ける
『重いのにごめん』
「どこが！」
ゆっくり歩き出した
さとみの背中あったかい
私は心地よさに目をつぶった
あったかくて、いい匂い
背中に響く、さとみの声
安心する
「昔もよくこうしてやったよな」
そうだ、思い出した
転んで膝を擦りむいた時、大切なキーホルダーを落として見つからず泣いた時
友達とケンカして落ち込んだとき
さとみはこうして私をおぶって家まで連れて帰ってくれた
あ。さとみの背中に顔をつけて寝ると安心するのはおんぶの記憶があったからだ…
なんで忘れてたんだろう
『さとみ』
「ん？」
『いつもありがとう』
「あ？急になんだよ」
『いいたくなったのー』
「変なヤツw」
私達は笑った
「お前さ、」
『なに？』
「けっこうデカいのな」
『デカい？なにが？』
「背中にさ、当たるのよ」
？
「おっぱ…」
ﾊﾞﾁﾝ
『ばか！変態！おろせ！！』
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のんのん(プロフ) - あっちゃんさん» あっちゃんさん（ ; ; ）嬉しい！ありがたいです。もっともっとがんばります♡ (5月4日 1時) (
レス) id: 0d7ddebe6b (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - これからも！これからも！応援し続けます！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡本当にこんな長編お疲れ様でしたぁ〜更新楽しみにしてます！ (5月3日 20時) (レス) @page33 id: 989a98e326 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - 白星さん» 白星さん！ありがとうございます！！大好きな作者さんに読んでいただけて嬉しいです！ありがとうございます！！ (5月3日 3時) (レス) id: 0d7ddebe6b (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 完結おめでとうございます！密かに更新を楽しみにしていました💕 (5月3日 1時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - うわぁーん😭終わってしまった、、これからなにを楽しみに頑張ろうか💦のんのんさんのお話大大好き💕いつかこのお話の先が見られたら嬉しいです。お疲れさまでした✨ (5月3日 0時) (レス) id: 18f29a8731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんのん
| 作成日時：2024年3月19日 23時
