私の推しはあなたではないのであしからず。〜翻弄編〜

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食べたり、飲んだり

二人はしばらくそれに徹する




他愛もない話がとても楽しい



オーラはすごいのにアイドルなんて感じさせない接し方に
すごく安心する




なんだろう、不思議な感覚だった





さ「この前はあんなことしてごめん」




改まって何を言うのかと思ったら…




『…いえ。私も生娘じゃあるまいしギャーギャーしすぎました』



頭を下げる



さ「…え？生娘じゃないの？」



『そこ拾わない！！』



さ「笑 いや、興味しかないやろ。好きな女のことなんだから」





またそんなサラっと

本気なのか、からかってるのかわからないよ…








さ「…天から電話きた」



聞くと、待ち合わせ時間間際だという







さ「お前を諦めろってさ」



『……。』




さ「ふんっ。んなもん、聞けるかよ」




いちいちカッコいい言い方



やめてよキュンとしちゃうよ…






さ「…お前はやっぱりアイツが好き？」




…好き？



ずっと推しだったんだもんそりゃ………




さ「推しは推しだろうけど、男としては？」




『男性…？そんなこと考えたこともないから…』




さ「俺は眼中にないのかな」







さ「A、俺…」


「あのっ！！」


二人同じタイミングで声する方をみた



「すとぷりのさとみさんですよね？」



話に夢中で気づかなかった…


2人組の女性が興奮したようにたっていた


これまずいんじゃ…






さ「あ？誰それ。違いますけど」



「え？でも似て…」


さ「違うから。


あのさ、大切な女(コ)にプロポーズしようとしてんだから邪魔しないでよ


失敗したら君たち責任とってくれんの？」





「え、、それは…

す、すみませんでした」



女の子は慌てて席に戻っていった





さ「…バレたね。マズイから出てもいい？」

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