私の推しはあなたではないのであしからず。〜翻弄編〜

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信じられない



推しだよ？


最推しですよ？？



…きっと腕を怪我させてしまったと思って、少しの夢を見せてくれてるだけ。


『あー！！！』



頭を振ったところでなんにも変わんないけど。












「お〜い」


『ひいっっ』




後ろから声をかけられてびっくりする



『さとみさん…』




さ「なぁに一人で頭抱えてんの？」



見られてた



さとみさんにはいつも変なところを見られている




『お、お疲れさまです。お帰りですか？』




さ「ああ。


っとその。さっきはありがとう」





天さんのことだ





『私はなにも。でもお話しできたみたいでよかったです』



さ「聞いたの？アイツから」




私はうなづく





さ「そ。アイツもお前には何でも話すんだな」



『？』






さ「…お前の推しだったよね？天。」




改めて聞かれるとちょっと恥ずかしい





さ「推し活と恋愛はイコールになる？」




『………はい？？』





おっしゃっている意味がさっぱり






さ「俺イヤなんだけど」



？？？







さ「お前が誰かの彼女になるの、ちょっとイヤだって思ってる」





『笑 えっとどういう…』




さ「推しはアイツでもいい。


でもつきあってほしくない」






あれ



なになに？



どっきり仕掛けてる？




どこかで誰か見てる？








さ「オレさぁお前のこと…」

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