寝顔 ページ10
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hs side
jh「ヒョンヒョン」
hs「うんー？」
jh「Aどこにいるか知ってる？」
hs「お？A？」
hs「確か…練習室に入って行ったのは見たよ」
jh「いつ？」
hs「結構前だよ」
退勤直前の僕たちは、みんなそれぞれ好きなことをしてたり、帰る準備をする人もいた
みんながどこにいるか、だいたい把握はできていたつもりだけど…
今はAの行方が不明らしい
物忘れたり、行方不明になったり…
天真爛漫ていう言葉はエギの為にあるみたいじゃん？
hs「練習室にいると思うけどなあ」
jh「練習してるのかな」
hs「いや、それは無いと思うけど笑」
jh「エギだもんね」
Aを最後に見たのは2時間ほど前の、練習室に向かう姿だった
スマホ片手に何をしに行ったのか
2人でその練習室まで行ってエギを探す
hs「エギヤー？」
jh「…お？」
hs「ん？あれA？」
jh「うんたぶん…」
部屋に入って辺りを見渡すと、練習室の壁側にあるソファ
そこに横たわる人の影が見えた
足と背中を丸めて、縮こまったまま目を閉じてるのは、どこからどう見てもAだった
なんでここで寝てるの…？笑
hs「どういうこと？笑」
jh「寝てるね」
jh「
自分の腕を枕にして横向きに寝るA
2人でそばまで行き、床に座ってエギを眺める
こうやっていろんなところで寝て…まだ大きく育つつもりなのか
jh「はぁ、ほんと顔可愛いんだけど」
hs「うん…」
hs「寝顔天使だな」
jh「俺起こせない、無理…」
hs「まあ、まだ大丈夫だって笑」
hs「寝かせてあげよう」
いっときの間、まだ時間はあったから寝かせたままにする
2人してエギの顔をガン見
この絵面大丈夫そう…？
hs「女の子みたい」
jh「うんかわいい」
hs「でも、アイドルの中でも珍しいよな…」
hs「ここまで中性的な顔立ちって」
jh「エギは特別だからね」
jh「おかげでファン多いけど」
hs「なんで嫌そうなんだよ笑」
jh「普通に妬く、俺生まれ変わったらAペンになりたいし？」
hs「…重症だなこりゃ」
hs「まぁ、でも分かんないわけでもない」
jh「少しくらい分かるでしょヒョンも」
hs「少しね」
そうやってAを溺愛してやまない、自称エギペンのジフン
そんなんじゃ、いつかAがジフナに食われそうだよ…
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作者名：Biglove | 作成日時：2023年9月21日 21時
