All my life.⭐︎ (ページ7)

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過保護選手権ページ7

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エントリーNo.１

최현석

母は偉大なり

hs「エギヤ〜…」

hs「それほとんど寝巻きじゃん〜ㅎ」

空港に着き、横断歩道の信号待ちをしている僕たち

歩道の先にはたくさんのカメラとファンの方が大勢いる

隣に並ぶヒョンソギヒョンは、僕の服装を見て笑った

「今日寝坊したんです…」

hs「あいご…僕が起こしに行ってあげればよかったね」

「これからはヒョンが迎えに来てください、僕起きれない」

hs「分かったよㅎ」

猫背気味な僕

こんな日に寝坊をかましたら、案の定ほとんど寝巻きの格好でここまで来てしまった

朝からマネヒョンに怒られたよ…

信号が青になると、ボディーガードに囲まれながら、空港内を進んで行く

手が伸びてきたり、フラッシュが眩しかったり、人に揉まれる

hs「A」

「…」

ヒョンソギヒョンの後ろにいた僕は、少しずつ離れていく

それに気づいたヒョンが僕を呼んで、そっと引き寄せた

息が詰まりそうなこの空間に、ヒョンソギヒョンは僕のことをちゃんと見守ってくれてる

そんなヒョンに応えるように、僕もヒョンから離れまいと、必死に着いて行った

「…あ」

と、人混みを抜ける前に僕の靴紐が解けた

時々転けそうになりながらも、こんなところで止まれるわけもなく

ただひたすらに歩いた

人混みを抜けて、周りに人がいなくなったとき

前を歩いていたヒョンソギヒョンは、僕の前に屈んだ

hs「靴紐解けちゃったね」

「うん」

hs「はぁ…ずっと転けないかハラハラしてたんだから」

僕の靴紐を結びながら、そういったヒョンソギヒョン

少しお母さんみたいだな、て思ったり

hs「ん、これでもう解けない」

「ありがとう、ヒョン」

hs「エギのお世話は僕の専門分野だよㅎ」

「確かに…」

「ヒョンが僕を産んだみたい…」

hs「야、뭐라고(何だって)？ㅋ」

「ヒョンは僕のお母さんだよ」

hs「こんな手のかかる息子産んだ覚えないけど〜」

「엄마아(お母さん)〜…ㅎ」

身の回りのことは、ちゃんと叱りながら正してくれる

そしてちゃんとかっこいい背中を僕に見せてくれる

ヒョンソギヒョンがいないと僕廃人になるんじゃ…

そう思うくらい、もう僕の人生にはヒョンが必要不可欠になったみたい

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