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「ヨシくん、ですか」
ys「…だめ?」
私の方が座高が低いはずなのに上目遣いのように見えるよしのりさんの丸い瞳が
私を掴んで離さない
そんなふうにお願いされてしまったら私も罪悪感が湧きそうで…
「いいです、よ…」
許可してしまう
ys「やった!!」
「ヨシくん、ですね…分かりました」
素直にそうやって喜ばれると私も悪い気はしないし、するはずがない
明るく可愛い彼の笑顔が私の母性をくすぐってくる。
ys「ヌナにそう呼ばれるの僕の夢だった」
「…大袈裟ですよ」
ys「ふふ、そう言いながら嬉しいくせにっ」
「な、」
あからさまに目が泳ぐ私の肩をヨシくんは肩でトン、と突いてきた
気づいたら寒かったこの部屋が少し暑く感じるくらいにまでなっていてとても驚いた
今顔が赤くなっているに違いない…
ys「…ジフナ〜そんな見るならこっちに来たら〜?笑」
jh「別に見てませんけどー」
ys「えーほんと?」
ヨシくんの声にジフンさんは冷たく言い返す
ヨシくんは気に留めていないようだけど、ジフンさんのツンデレさが私にはひしひしと伝わる
jh「でもヌナー!」
「は、はい!」
jh「俺のことも"ジフナ"って呼んで!」
「あ、えっと、はい」
jh「聞いたからねヌナ〜」
少し遠くにいるからか声が大きいジフンさんの勢いのまま乗せられ、思わず許可したがそんな予定はなかった
驚く私をニヤついた顔で指さして最後にそう言い放ったジフンさんは、どこか嬉しそうだった。
jk「僕も〜!!ヌナ〜!!」
「えあぁ、はい」
ジュンギュさんも流れに乗ってタイミングよくそう言ったものだから、断れず
ys「ヌナ大丈夫?笑」
「大丈夫、だと思いま、す」
ys「ほんとに?笑」
「はい…」
正直、たくさんいろんなことが、私の容量を遥かに超えることばかりで落ち着かないです
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作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時