⭐︎ ページ5
_
jh「ヌナ、今日ここに泊まりだったんだ」
「もしかして、ジフンさんもここに泊まろうと…?」
jh「うん。もうこんな時間だし、それでいっかと思って」
「ぁ〜、」
確かにこんな時間にアイドルが一人で帰るのはリスクがあるし、誰かスタッフに送ってもらうと言ってもほとんどがいない
そして私が送ってあげようかと思ったが、こんな格好だし…
「部屋、空いてました?」
jh「あ、それで今探してたんだけど…」
「?」
そういえばここは1番端っこの部屋だったような
jh「全部見たけど、警備員さんが他は鍵閉めちゃってて…」
「えっ?!」
そうだ、ここに一泊するときは警備員さんに連絡が必要だった。
困った顔で力無く笑ったジフンさん
これじゃ彼の泊まる場所がない
「わ、私別のとこ行くので、ここ使ってください」
jh「いやいやそんな、」
「私なら車中泊でもなんでもありますし!ご遠慮なく」
jh「うんん、ヌナを車中泊なんかさせられないでしょ…」
「どっかそこの椅子とか、ソファでも私全然寝れますよ!?」
jh「大丈夫だって笑」
独り身の女一人くらい、車中泊やら野宿やらしたところで誰も近寄らないし、痛くも痒くもない。
そうやって必死にジフンさんにいうんだけど、彼は紳士なのか「ダメ」の一点張りのよう…
「じゃあ、ジフンさんどうするんですか…?」
jh「ん〜」
「…や、やっぱりここに泊まるべきじゃ」
jh「うん、そうするしかないみたい」
「ですよね、てことで私は荷物をまとめるので…」
やっとのことで折れてくれた
と思ったのも一瞬
jh「うん、よし!俺ヌナと寝る!」
「…はい?」
jh「この部屋、2人で使おう」
やはり、最近の彼らの距離の詰め方が、とても怖い
_
396人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時