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距離の詰め方13 ページ26

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グラグラと揺れ続け、鈍器で殴られてるような感覚のするこの頭

必死に耐えながら目の前のパソコンに目を通す。



二日酔い…本当に死にそう…




"今日休んでよかったのに〜"

「大丈夫ですよ…」

"無理しないでね?"

「はい…」




今日はtreasureの彼らはオフ

私は仕事があるから出勤したが、いつもいる騒がしい彼らがいないとまぁ、静かなものだ。


もう1人のマネージャーオッパに顔色を心配され、思わず笑顔が引き攣る




「はぁ、」




首を回し、肩を回し、腰を捻り、ありとあらゆる関節が痛いがマッサージをして再度キーボードを叩き始める

そうして何分ほど経ったか、
仕事人間なだけどんなに辛くても集中できていた…


恐ろしい





yj「ヌナ」

「ぅあっ?!」




急に声をかけられ心臓が跳ねる

声のする方に顔を向けると、隣の椅子に座っていたジェヒョクさん

いつの間に座りましたか…




yj「ごめんびっくりさせちゃった笑」

「な、なんでここに、」




今日はみなさん出勤してなかったはずなのに

しかも隣にいるし…


頬杖をついて私の横顔を見られていたとされるジェヒョクさんは私の焦りように笑った




yj「ヌナなら出勤すると思って」

「どういうことですか」

yj「ヌナ二日酔いでしょー?笑」

「んん…まぁ、はい」

yj「心配だったの」

yj「あんだけ酔っ払って今日大丈夫なのかなって」

「っもう昨日のことは忘れて下さいお願いします…」

yj「なんでよ〜可愛かったのに?」

「かっ、」




まあ、私のためだけにここまで来たとは信じ難い

けどジェヒョクさんは女の扱いを分かっているようで、赤面する私がなんとも滑稽…


なんかもっと頭痛するんだけど





yj「ヌナ記憶あるんだ…」

「無くて良かったんですけどね、」

yj「なら尚更知ってるでしょ?みんなにチヤホヤ甘やかされてたこと」

「いっ、いやあのやめて下さい?!」

「思い出したくないんですけど…」

yj「顔真っ赤ㅎㅎ」

「もう何も言わないでください…っ」

yj「可愛すぎㅎ」




知りたくもない、思い出したくもないことをジェヒョクさんが口にしようとする

思わず声を上げて怒ってしまう


その顔はいつまで経っても赤いリンゴのようで…ジェヒョクさんに馬鹿にされる




「昨日なんか無くなればいいのに」

yj「それはダメ」

yj「昨日のヌナは覚えておかなきゃ」

「忘れて下さい」

yj「やだね」

「くっ…ひどい」




仕事に集中できなくなっている…





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作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時

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