距離の詰め方12 ページ22
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hs「Aヤ、今日みんなでご飯食べ行くんだけど、来ない?」
「…私が?」
「他の人がいいんじゃない…?」
hs「そりゃ他のスタッフさんも着いてくるけど、一緒にご飯食べようよ」
「みんなが、いいなら」
大抵大人数で外食をする場合は、事務所のスタッフかボディーガードさんが着いて行く。
そして今日は久しぶりにみんなで外食するらしく、いつもなら断っていたけど…
なぜか私に向けられたみんなの眼差しがキラキラして見える。
hr「ちな焼き肉だけど」
「焼き肉?」
「…行くっきゃない」
hr「焼き肉にも釣られるんや…」
別に焼き肉って聞いたから行くわけじゃないので…
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jk「
as「久しぶりですね」
jk「そうだねぇ、誰が破産するかな〜」
jh「お前かもよ〜」
jk「それは無いね!僕最近運がいいんだから!」
ほぼ貸切みたいな店内
彼らの賑やかな笑い声と話す声が聞こえる。
私はというとヒョンソクの隣に座りちびちびとお酒を嗜んでいる。
反対側は壁になっていて、貼られているチャミスルのポスターと目が合う。
なんか久しぶりにお酒飲んだ気がするな…
おいしい…
hs「あそーだ、Aあんま飲みすぎないでよ?」
「分かってるってば…」
hs「苦労するの絶対俺だから」
「はいはい、ほらお肉焼けてるよ」
hs「お、こまうぉ」
ぐちぐちと口うるさい姑みたいなヒョンソクを、
美味しそうに焼けたお肉を皿に取ってあげて黙らせる。
それを嬉しそうに食べてくれて、すごく扱いやすい。
「…うめぇ」
私はひとり、こそこそとお酒を飲んでるだけで、十分だった。
ys「ヌナお肉食べる?」
「あぁ、大丈夫ですよ。食べてください」
ys「そう…?ヌナお酒しか飲んでないから」
「お腹空いてなくて…」
ys「そっか、食べたくなったら言ってね」
ys「焼いてあげるから」
「ありがとうございます」
ちょうど対面に座るヨシさんはそう言って、再度ヒョンソクとの話に入っていった。
うん、なんていい席だ。
優しい空気の読めるヨシさんと、言うこと聞いてくれるヒョンソクに囲まれてるなんて
ここはいわゆる神席というやつなんだろう。
jw「ジョンファナ〜もっと食べな」
sj「ありがと〜」
sj「でももう僕けっこう食べたよ」
jw「
イクサンズのほのぼの会話をBGMに、お酒を飲み続けた。
最高な夜だ
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作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時