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翌日



9時に事務所に出勤するtreasure、

みんなが無事に出勤し、体調に異変がないことを確認して今日も一日が始まる。



hs「A、今日部屋どこ?」

「いつものとこ」

hs「おけぇい」



事前に冷房をつけておいたダンス室は、あっという間に冷えていて半袖だと肌寒い

今日のスケジュールをそこで確認していると、メンバーが少しずつ集まる。


相変わらずぎっしり詰められたスケジュールにいつもと変わらないと感じるのも、身に染みた証拠なんだろうか…




as「おはよ」

「おはようございます」




するとアサヒさんが壁際に座っている私の隣に腰掛けた

手元の資料に釘付けの私は、彼の視線には気づくことなく、彼に声をかけられて初めて目を合わせた。



as「…昨日言ったこと忘れたん」

「はい?」

as「敬語、やめるんじゃないん」

「ぁ…そう、でしたね」

as「忘れとったんかい笑」

「は、はは、ごめん…」

as「少しずつ慣れてな」

「うん」




頭の片隅にいた昨日の出来事

結局はこうなってしまったが、大丈夫きっと慣れていくだろうと言い聞かせる。

ポーカーフェイスなアサヒさんが今どんな気持ちなのかよく分からず、何と言って良いか悩んでしまう




as「他にもおるん?タメで話す人」

「いや、ヒョンソクだけだよ」

as「じゃあ俺2番目?」

「たぶん?そうなるね」

as「ふーん…」




自分から聞いてきたにも関わらず興味のなさそうな反応にやや困惑する

そして、タメで話すことも思っていたより難しくはないなと思ってしまった


いや、それでもまだ敬語の方が過ごしやすかった、かも




as「あとさ、」

as「日本語のときはAちゃんて呼んでいい?」

「あぁそれは全然…」

as「ん、これからそうするわ」

「うん…」

as「もちろんヌナは俺のこと呼び捨てよな?」

「そうで…、そっすね、」

as「俺の方が年下やし当然だけどな」




いつもならこんなに長い時間隣にいることはない

ジェヒョクさんとかジョンウさんとか、みんなと楽しく遊んでるイメージがあるのに


今日は不思議なことに私にピッタリなアサヒ。

肩と肩が触れそうな距離まである






彼はほんと、よく読めない




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作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時

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