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⭐︎ ページ17

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jk「ヌナのために僕なんだってするんだから」

「それ逆ですよ」

jk「逆なんかじゃないよ〜」

jk「僕にも頼ってよ」

「そんなことできないです」

jk「またそんなこと言う!」

jk「もー、」




なぜ、私は寝ながら彼に叱られているんだろう、と思いながら彼の声に耳を傾ける。

腕を組みながら、いかにも怒ってます!と言いたげなジュンギュの頬がぷくっと膨らむ


そんな彼を見て思わず頰が緩んでしまった


これもきっと熱による油断なんだろう。




jk「…ヌナ、かわい」

「…」

jk「えっヌナ、もっかい笑って、ね、ヌナ!」

「い、いや私がいつ、」

jk「さっき!可愛かった!」

「見間違い、です」

jk「いーや絶対見たもん!めっちゃ自然な笑顔だった!」




そっぽを向いた私の肩を掴んで揺らすジュンギュ

ただでさえ顔が赤いのに、さらに赤くなってるであろう顔は絶対に見せたくない。




jk「ヌナ〜、こっち向いてよ〜」

「嫌です」

jk「嫌ですじゃなくて、ほら」




ぐいっと強い力で肩から腕にかけて引っ張られる

なんたる力強さ、と恐れながらも目と目があってしまった。


ジュンギュは案の定、楽しそうな表情で私を見下ろす


その後も懲りずに肩を揺らしまくるジュンギュ

そろそろ揺らされすぎて気持ち悪くなってきた。




hs「…ヤ!!キムジュンギュ?!」

jk「わぁ」



そこに調理を終えたヒョンソクが来る

パッと離された手に胸を撫で下ろす



hs「キムジュンギュお前、病人になんてことを!」

jk「み、みあねヒョン、」

hs「いい加減にしろよー」

jk「だってさっき…」

hs「言い訳しない!」




コテンパンにヒョンソクに叱られたジュンギュは、明らかにしょんぼりする

さっきまでのあの笑顔が嘘かのよう






その日は私がご飯を食べ終えるまでそばを離れなかったヒョンソクとジュンギュ

残そうとすると2人から怒られるし…





異様な一日ではあったけど、2人のおかげですぐに復帰することができた。





嬉しいが、ひとつ変わったことがあるとするならば、





ジュンギュに普段見せない姿を見せたせいか

その日を境に、「笑って!!」と私にせがんでくるようになった。


周りのメンバーに不思議がられるのも当然




普段の彼からは考えられない、アグレッシブな距離の詰め方に私も困惑する他ない…








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距離の詰め方9→←⭐︎



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作者名:Biglove | 作成日時:2023年8月22日 23時

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