⭐︎ ページ13
_
sj「ヌナ軽すぎるよ、ちゃんと食べてるの？」
「えいや食べてます…」
sj「ほんと？笑」
sj「てかヌナ、顔隠さないでよ笑」
「無理です絶対無理」
誰とも目を合わせたくない
帰りたい
そう思ってしまってしょうがないのだ。
顔にへばりついた手のひらも、もうどうにもすることが出来ない。
私を見て面白いのか、ジョンファンさんの笑い声が上から高らかと聞こえてくる
as「…あれジョンファナ？だれ？」
とそこにアサヒが来てしまう
誰？ってもうそのまま分からなくていい。
sj「ん？ヌナ」
as「は？」
「、なんで言うかなぁ…」
なんの躊躇いもなく、私だと正体を明かすジョンファンさん
ジョンファンさんに罪はない、そうだ。
しかし「は？」と声に出したアサヒを見れない
as「なに、どしたん」
sj「さっき転んじゃったみたい」
as「それで？怪我したん？」
sj「足首痛そうにしてる」
as「え〜、ヌナ？ヌナ大丈夫？泣いてんの？」
「ち、ちが、」
顔を手で覆ってるせいか泣いてると思われた私
アサヒ心配してくれてるし、なんだか申し訳ない
sj「ヌナ、こうされるのが恥ずかしいんだって」
「あっ」
sj「可愛いよね」
as「へー、恥ずかしいんや…」
「そ、そりゃ恥ずかしくもなるだろうよ…」
もう勘弁して顔から手を取ると、いつもより目の位置が上がってるせいかアサヒと同じ高さで目が合う
するといつもの顔で「バカ」と言いデコピンを私に食らわして、そのまま去って行った。
かなり強かったデコピン
痛むおでこを抑えてジョンファンさんを見る
sj「…ヌナ、その顔禁止」
sj「まだ手で顔覆ってて」
「え？」
目が合うとすぐにそらされるのと、顔を手で隠せと言ってきて、そんなに醜い顔だったか
とやや悲しくなってまた手で顔を覆う
こんなことになるんだったら、大怪我してでもここから落ちればよかった…
この距離の詰め方は、少し想定外
というかほとんど私の不注意か…
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 396人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Biglove | 作成日時：2023年8月22日 23時
