〇〇しないと出られない部屋in三井寿�� ページ23
「えーっと、今回は初回限定ＳＰのため制限時間は１２０分。」
「ルールとしては料理は必ず２人で作ること…出来る片方が作ったとしても扉は開かないからな。」
「じゃー湘北のお二人さん、俺らの昼飯が何になるか楽しみにしとるで。じゃ！」
まだよくこの部屋を離開しきれない２人にお構いなく諸星と土屋はこの部屋の説明を流れるように喋っていった。
「あ、おい！！」と三井が何かを言おうとする前に、土屋がマイクを切る。
「A！！今あいつ昼飯って…！！つーかよ、初回限定ＳＰってなんだ！！」
隣で喚いている三井には目をくれず、Aは静かにじゃがいもを手に取ったーーーーー
『ほら寿！！さっさと作ってこの部屋から出よう！！』
Aは既に手を動かしており、キッチンには野菜をテンポ良く切る音がしていた。
腕捲くりをしてじゃがいもの皮を剥き、切っていくAの目は本気だった。何かのプライドに障ったのだろうか。
「お前、よくそんな巫山戯たことができるよな…何でこの状況で料理しようって思えるんだよ…」
呆れたようにして三井が呟いた途端、Aは人参を掴み三井に投げつけた。(※食べ物は大切に扱いましょう)
三井は「おい！あぶねぇだろうが！！」と言いつつもちゃんと人参をキャッチしてくれる。
『諦めたらそこで試合終了なんだよ寿！！お前は男だろ！！さっさと作って脱出して…』
Aはそこで言葉を止める。
『あの愛知の星に…一発喰らわせてやる…』
その目はマジだった。完全に据わっていた。三井は諦めた。
もうこうなったAには何を言っても無駄だからだ。
しかし三井もふと思う。これは、ＩＨでボコボコにされた借りを、諸星に返してやれるチャンスだな、と。
確かにそうするべきだ…と諦めの悪い男、三井にもヤル気の火がついたのである。
「…やってやろうじゃねぇの」
三井もAの隣に立ち、人参をまな板の上にのせ、包丁を手に取り切り始めた。Aも三井のヤル気が出たことにホッとして横を向く。
『え、寿、ちょっ…手！！手が危ないってば！！ねぇ寿！！』
〜その頃、MCの部屋では〜
「なーなー、諸星ー。この子…神埼さん？料理作り終わったら諸星殴るとか言ってんねんけど…」
「どうせ女子だし痛くねぇだろ…逆に何で俺が殴られないといけないんだ…」
「あのドア見てみ？凹んどるで。スタッフさんの話だと神埼さんは三井さんが不良だったとき怒って殴り倒したって話があるんやけど」
「」
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三國(プロフ) - ぼくらいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで貰えてるなら幸いです✨これからも更新頑張りますね💪 (2023年1月10日 6時) (
レス) id: db3bdcc075 (このIDを非表示/違反報告)
ぼくらい - いつも楽しく読ませてもらっています❤️🔥 (2023年1月9日 20時) (レス) id: 9239ef16aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三國 | 作成日時：2022年12月31日 9時
